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断熱フィルム?二重窓?窓断熱にはどんな方法がある?

2019年07月07日
きれいなルーム

省エネのために空調性能をあげるべく、外壁には各種の断熱材を設置することがよく行われています。外気と内部空間を隔てる壁面の断熱をすませておけば、万全の対策をとれていると考えされがちです。ところが一戸建て住宅の断熱を考えるときに、重要にもかかわらず忘れがちなのが窓に対策をとることにあります。そもそも熱には温度が高いほうから低いほうに移動する性質を持っています。このような性質があるので、夏場にエアコンで冷房しても高い外気温がどんどん屋内に移動して、気温を上昇させるように作用します。冬場は反対に外気の冷たい空気が屋内に引き込まれる傾向があります。窓は断熱性の薄いガラスで隔てられているだけ。その結果夏場には窓から熱のうち70%が屋内に流入することになります。そこで重要なのは窓断熱です。

窓断熱には幾つかの方法がありますが、効果が高いのは二重窓です。二重窓とは二枚のガラスを窓に設置することで、ガラス内部に空気の壁を作ります。熱を遮断するだけでなく防音性能にも優れます。価格は単板ガラスでも8万円弱とかなり高額です。

断熱ガラスは二重窓を設置するのと同等の効果をあげることを目指す方法になります。サッシはそのままにして複層ガラスに交換するというものです。断熱ガラスのなかには、外側ガラス部分に特殊勤続膜をコーティングしたタイプも。断熱ガラスはガラスの素材によって価格は異なりますが、2万-3万円ほどになります。

二重窓や断熱ガラスほど高額の費用を投入しないで、窓の断熱性能を上げる方法には断熱フィルムがあります。断熱フィルムは特殊なシートを窓に圧着する方法です。断熱フィルムには防音やガラスの強度を上げて飛散を帽子したり、屋外からの紫外線をかっとして家具やクロスの日焼けを防止する機能を備えてモノも用意されています。断熱フィルムの設置には、専門業者への依頼が必要で価格は、5万円前後です。

とにかくリーズナブルに済ませたい方には断熱用シートを張る方法があります。物品の移送時に衝撃を緩和するための、プチプチの緩衝材を御存知でしょうか。プチプチの内部には空気が含まれているので断熱効果を持っています。そこで断熱用シートのなかにはプチプチと類似した素材が使用されていることもあるほどです。断熱用はホームセンターでも市販されており、ガラスを水でぬらして圧着させるだけの簡単な設置方法です。断熱用シートの価格は3000円ほどです。

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